日本における新型コロナウイルス感染のPCR検査について
現在、日本国内では新型コロナウイルス感染のPCR検査は呼吸困難を伴う重症患者さんや感染確定患者への濃厚接触者など
感染している可能性が高い症例に限定する方針のようです。
新型コロナウイルスに感染した場合、軽症の場合は風邪と区別がつきません。
新型コロナウイルスに感染しているかどうかわからない状況が続くなかでは、これまでの風邪のような早めの受診はおすすめできません。
検査数を限定している現状では新型コロナウイルス感染者は国や自治体が公表している数よりずっと多いと考えられ、
すでにあなたの身の回りに感染者がいるかも知れません。
それどころか、気づかないうちに、あなた自身が感染している可能性さえありえます。
体調不良が疑われた場合には
このような状況のなかで、新型コロナウイルスに対する不安解消のための医療機関受診は
かえって他の人へ新型コロナウイルスをうつしたり、
ただの風邪だったのに、医療機関へ行くことで新型コロナウイルスに感染することになる場合があり、
新型コロナウイルスを蔓延させる危険が高くなります。
体調不良が疑われた場合は、
自宅待機で不要不急の外出を控えること
が一番重要です。
会社や学校から新型コロナウイルスではないことを確認するために医療機関を受診するよう指示されても、
上記のような状況ですので、軽症患者さんの医療機関受診はおすすめいたしません。
国や道の緊急事態宣言の有無にかかわらず、自分と家族、友人など周囲の人の命を守ることができるのは、
すでに、自分が新型コロナウイルス感染者であるかもしれないという心構えと自分自身の行動自粛のみです。
新型コロナウイルスにかからない、うつさないためには不要不急の外出を控え、
まずは自宅で安静にして、栄養補給と十分な睡眠をとるよう心がけてください。