大腸がん検診について(便潜血の話)
便潜血ってどんな検査?
大腸がん検診は便潜血2日法という方法で行います。
別の日に2日間(できれば連日、提出する2日前と1日前がベスト)便を採取して、便に血液が混ざっていないかどうか調べます。
ちなみに、見た目に真っ赤な血便がでていれば、検診どころの話ではないので、すぐ医療機関にご相談下さい。
便潜血についての誤解
この便潜血について誤解の一つは
「もう一回しらべて陰性だったらセーフ」
と思っているかたがいることです。
便潜血の意義は
陰性の方を調べても病変が見つかる可能性は少ない(0.1%)けど
一度でも陽性になった人を調べると、早期癌、進行癌の違いはありますが30~60倍ぐらい陰性のひとより病気が見つかることが多いということです。
また、ほかにも誤解されていると思うのは
「便潜血が陰性であれば大腸癌ではない」
と思っているかたも多いことです
これは間違いで、便潜血が陰性の人を調べても病変が見つかる可能性は少ないけど、0%ではないため、大腸癌ではないとは言い切れないということです
便潜血が陰性だから、症状が出ていても大丈夫というわけではありません。
大腸癌の症状
(進行)大腸癌の症状には
- 便が赤い(血便)
- 腹痛
- 便が細い、少量ずつ出る、便秘、下痢などの便通異常
- 腹部膨満(おなかが張る)
- 腹部にしこりがある
- 便意促迫、排便後の残便感、しぶり
などがあります。
これらの症状にお気づきの場合、早めに医療機関にご相談下さい。
当院での大腸検査について
当院では血便や便通異常などの検査、便潜血の2次検査として大腸内視鏡検査を行っています。また癌以外の小病変に対する日帰りポリペクトミーを行っています。
大腸内視鏡検査をご希望される方は、一度当院を受診の上、ご相談ください。
札幌市で行っている大腸癌検診(便潜血)も随時受け付けております。
詳しくはスタッフ、医師までお尋ね下さい。