当クリニックでは経鼻内視鏡を用いた上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)と、大腸内視鏡検査を行っております。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)について

当クリニックでは鎮静(麻酔)を使用した内視鏡検査は行っておりません。
経鼻内視鏡を用いて上部消化管内視鏡検査を行っております。

経鼻内視鏡は鼻出血のリスクもあり、抗凝固薬を定期的に内服中の患者さんの場合、
このリスクが増加することもありえます。

鼻腔麻酔を行うため、麻酔薬のアレルギーがある患者さんは安全に麻酔が施行できませんので経鼻内視鏡の実施に支障をきたすことがあります。
また、内視鏡検査の際には定期内服薬がある場合、中止していただきます。
このため、薬剤中止が望ましくない病気の患者さん、薬剤中止に際して注意を要する患者さんの場合は、事前診察が必要となります。

ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

注意

当日ご来院いただいたあと、併存する病気や全身状態などの状況により、検査の実施が望ましくない場合は検査を中止する場合があります。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)の流れ

受付〜問診、同意書署名(約15分)
ご予約時間にご来院いただき、受付後に問診をおこなったあと、問題がなければ前処置を開始させていただきます。
前処置(約15分)
胃をきれいにするための消泡剤や鼻の通りを良くする薬を使用したり、鼻腔麻酔を行うなどの前処置をおこないます。
検査(約15分)
検査をおこない、胃の中を診ていきます。約15分ほどで終わります。
※検査後 診察がある場合もあります。
会計(約15分)
検査終了後は待合室でお待ちいただき、お会計となります。

検査時の注意

  • 検査前日 21時以降の食事は控えてください。
  • 検査当日 朝から、絶食(なにも食べない)で来院ください。
    飲み物はお茶や水はかまいませんが、それ以外のものは控えてください。

おおよそ、1時間程度の時間を要しますが、院内の混雑具合や、急患、重症患者さんがいる場合や、ピロリ菌感染の判定(約1時間)などで待ち時間が発生することもありえますので、時間に余裕をもってお越しください。

大腸内視鏡検査の流れ

検査のご予約の際、スタッフから定期内服薬の内容確認と中止薬剤の説明があります。

検査日まで中止する薬剤(血を固まりにくくする薬など)があれば飲まないでください。薬剤によっては5日前から中止するものや、当日の朝だけ中止する薬剤もあります。内服継続必要な薬(血圧や喘息の薬など)は検査当日も内服を継続してください。

検査・治療に影響のあることがありますので、内服する薬剤、中止する薬剤について間違えないようにしましょう。

検査前日

検査の前日は消化の良い食事にして下さい。

夜9時くらいに、下剤を飲んで下さい。
コップ1杯の水(約200ml )にラキソベロン一本(10ml )をいれて、プルセニド2錠と一緒に飲んで下さい。

食べても良いもの

食べても良いもの

白米(おかゆ) 、 食パン 、 うどん(具なし) 、 鶏肉 、 白身魚 、 豆腐 、 卵 、 コンソメスープ(具なし) 、 カロリーメイト(ドライフルーツやナッツ類が入っていないもの) 、 お水 、 緑茶 、 ウーロン茶 、 スポーツドリンク 、 ゼリー飲料(透明で果実の入っていないもの)

*水分は多めに取って下さい。

食べてはいけないもの

食べてはいけないもの

粒や種が残りそうなものや、消化が悪く翌日腸内に残りそうな食材全般 、 野菜類 、 海藻類(ワカメ等) 、 こんにゃく 、 きのこ類 、 ゴマ 、 豆類 、 脂肪の多いもの(肉類、揚げ物、ラーメン) 、 果物(イチゴ・キウイなど) 、 乳製品 、 100%ジュース 、 アルコールなど

検査前日の注意

  • 以下のお薬を飲んでいる場合は中止する場合がありますので注意してください
    血液をサラサラにする薬(2つ以上)
    糖尿病の薬
    血液を増やす薬(鉄剤)
  • 中止の説明があったお薬以外は、いつもどおり飲んで下さい。

検査当日

午前中から腸管洗浄液(液体の下剤です。マグコロール散、ニフレックなど) を飲んでいただきます。(服用開始時間は、検査開始時間によって異なりますので、検査説明時にご確認ください)

例) 腸管洗浄液 マグコロール散の服用方法

  • 説明書の通り、水1.8リットルに溶解します。(前日のうちに作って冷やして飲むと比較的飲みやすいとされています)
  • 大体、コップ一杯(200ml)を10〜15分間隔で、約二時間ほどかけて服用していきます。
  • 飲用開始の一時間後(1リットル服用したくらい)から数回の排便があり、次第に便の色が黄色い透明の水のようになります。便のカスがなくなれば検査ができる状態です。
  • 下剤は、残さず全部服用してください。

下剤を半分飲んでも便が出なかったり、腹痛や吐き気などの症状が現れたときは、下剤の服用を中止しクリニックに電話(011-775-8000)をして来院して下さい。

検査当日の注意

  • 検査当日、朝食は取らないで下さい。検査終了までは絶食です。ただし水・お茶は飲んでも構いません。
  • 中止の説明のあった薬(血液をサラサラにする薬・糖尿病の薬や注射など)は内服しないで下さい。
    中止のお薬以外は、下剤を飲む前の朝6時位か、下剤を飲んだ後の12時位に内服して下さい。
  • 検査当日は検査の15分前におこし下さい。
  • 便性の状態によっては、浣腸などの処置を追加することがあります。

内視鏡検査における新型コロナウイルス感染対策について

現在、新型コロナウイルス感染症対策のため、内視鏡検査については、事前に受診していただき、内視鏡検査についてご説明させていただいてからのご予約になりますのでご了承ください。
感染対策の一環として、検査2週間前までの体温、健康観察表をつけて頂き、問題ない場合、検査を実施させていただきます。

健康観察表をつけていなかったり、お忘れになった場合、検査を中止、延期させていただくこともありますので、健康観察表は必ず忘れないようにご持参ください。