フレイルをご存知ですか?
こんにちは、院長の中島です
当院のもっとも大事にしている診療方針として、予防医療、病気にならない医療を目指すというものがあります。
高齢化社会において、100歳まで元気でいるためには、何でも予防が大事です。
生活習慣病のメンテナンスはその第一歩ですが、病気でなくても気が付かないうちに進行するのが、フレイルと言われる、筋力低下からくる高齢者特有の脆弱性です。
年々衰える体力にハッとすることはありませんか?
フレイルとは?(フレイルの診断基準)
項目 | 評価基準 |
体重減少 | 6か月で、2kg以上の(意図しない)体重減少 |
筋力低下 | 握力:男性<28kg、女性<18kg |
疲労感 | (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする |
歩行速度 | 通常歩行速度<1.0m/秒 |
身体活動 | 1.軽い運動・体操をしていますか? 2.定期的な運動・スポーツをしていますか? 上記の2つのいずれも「週に1回もしていない」と回答 |
5つの評価基準のうち、3項目以上に該当するものをフレイル(Frail)、1項目または2項目に該当するものをプレフレイル(Prefrail)、いずれも該当しないものを健常(Robust)とする、とされています。
フレイルかもと思ったら
上記の診断基準を満たさなくても、体力の衰えを感じたら、運動習慣を見直しましょう。
運動習慣の改善には近隣のジムに通う、デイサービスの利用などがあります。
デイサービスの利用には介護保険の利用、要介護認定が必要になります。お近くの包括支援センター職員へご相談ください。(屯田周辺にお住まいの方は札幌市北区第3地域包括支援センターへご相談ください)