介護の不安を感じたら、地域包括支援センターと介護予防センターに相談しましょう
こんにちは、院長の中島です
なにかの病気で通院中の患者さんだけではなく普段は元気な高齢者のかたも、急に体力が落ちたということに気づくことはありませんか?
別に病気じゃないんだけど、年齢とともに訪れる、なんか昔みたいにうまくできないという不自由さは患者さん本人だけではなく、そのご家族のかたも不安が大きいと思います。
- 車の運転のときにドキッとするようなことが増えた
- 物忘れがひどくなった
- 戸締まりとか忘れがち
- 冷蔵庫の中に同じものがたくさんある、賞味期限切れの食材がそのままになっている
など普段の生活で気づくことがあれば、今後の生活について不安になることもあるかと思います。
そんなときは、誰かに相談したらいいのかわからないことも多いでしょう。なにかの疾患で通院中で、かかりつけ医がいる方は主治医の先生にご相談されるのも一つの手段でしょう。
かかりつけ医のいない方もいると思います。
また、ご本人以外にもご家族の方もご自身の親御さんが今後、足腰が立たなくなったらどうしよう、認知症になったらどうしようなど、不安に感じることもあるかもしれません。
かかりつけ医のいる人も、いない人も、高齢の親御さんを抱えた人も、介護の不安があれば、まずご自身が住んでいる地域の地域包括支援センターや介護予防センターに相談してみてください
- 介護保険の導入はどうすればいいのか
2. 介護保険を使うことでどのようなサービスを受けることができるのか。役所のHPをみても、パンフレットをみても色々書いてあるけど、具体的にはどんなサービスなのか内容がさっぱりわからない
3. そもそも、今の自分(親御さん)にとって、介護サービスが必要なのか。色々書いてあるサービスのなかでどんなものが自分の状態にあったサービスなのか
色々相談に乗ってくれると思います。
こういった相談は、本当に困ってから相談に行くと、急いでいるのになかなか物事が進まず、結局、役に立たないということになってしまいがちです。
なんのかんの行ってもお役所仕事ですから、たらい回し、面倒な手続きや杓子定規な対応などで時間を要することもあるかもしれません。うまく使えば有用なサービスを、役所との付き合いかたが悪くて、うまく受けられない、必要なときに間に合わないなどのトラブルに見舞われてしまっては、もったいないと思います。
当院の診療方針のうち、もっとも大事にしていることは、病気にならないための予防医療ですが、病気にならないことだけではなく、病気になった場合にどうすればいいか、早め早めの先手をうった準備も大事だと考えています。
どんな人も、高齢化は避けて通れません。
なので、自分(やご家族)に介護が必要になったときどうすればいいのか、どのタイミングで、介護認定をうけて、介護保険を使ったサービスを受ければいいのか、本当に困ってしまわないうちに相談しておくのがいいと思います。
当院が立っている屯田地区を管轄するのは札幌市の北区 第3地域包括支援センターです。
気になることがあったら、早めにご相談してみてください。
札幌市北区第3地域包括支援センターからは、医療機関向けに広報パンフレットが配布されています。下記のリンクから一度目を通してみてください。役に立つ情報が得られるかもしれませんよ。
札幌市北区第3地域包括支援センターだより
2023年度 第2号