臨床検査値

正常値
単位
WBC
3500~9700
/μL
Neut
42.0~74.0
%
Seg
27.0~72.0
%
Stab
0.0~19.0
%
Mono
1.0~8.0
%
Lym
18.0~50.0
%
Eos
0.0~7.0
%
Baso
0.0~2.0
%
RBC
438~577
376~516
×104/μL
Hb
13.6~18.3
11.2~15.2
g/dL
Ht
40.4~51.9
34.3~45.2
%
MCV
83~101
80~101
fL
MCH
28.2~34.7
26.4~34.3
pg
MCHC
31.8~36.4
31.3~36.1
%
Plt
14.0~37.9
×104/μL
T-Bil
0.3~1.2
mg/dL
D-Bil
0.0~0.4
mg/dL
TP
6.5~8.2
g/dL
Alb
3.7~5.5
G/dL
AST(GOT)
10~40
U/L
ALT(GPT)
5~45
U/L
γGTP
~79
~48
U/L
ALP
104~338
U/L
LDH
120~245
U/L
ChE
245~495
198~452
U/L
CK
50~230
50~210
Tcho
150~219
mg/dL
LDL
70~139
mg/dL
TG
50~149
mg/dL
HDL
40~80
40~90
mg/dL
sAmy
39~134
U/L
リパーゼ
17ー57
U/L
BUN
8.0~20.0
mg/dL
UA
3.6~7.0
2.7~7.0
mg/dL
Cr
0.65~1.09
0.46~0.82
mg/dL
Na
135~145
mEq/L
K
3.5~5.0
mEq/L
Cl
98~108
mEq/L
Ca
8.6~10.2
mg/dL
P
2.5~4.5
mg/dL
Mg
1.7~2.6
mg/dL
CRP
~0.30
mg/dL
PT
10.0ー13.0
APTT
26.0ー38.0
血糖(空腹時)
70ー109
mg/dL
HbA1c(NGSP)
4.6ー6.2
%
尿検査
pH
4.8~
7.5
比重
1.008~1.034
(-)~(±)
潜血
(-)
タンパク
(-)~(±)
ウロビリ
(±)
ビリルビン
(-)
ケトン
(-)
沈渣

解説

解説
WBC
免疫担当細胞。増えすぎは、感染症や白血病を疑う。
Neut
細菌に対応する感染防御(免疫)に関わる細胞。細菌感染時に増加
Seg
成熟した好中球
Stab
若い好中球
Mono
感染防御(免疫)に関わる細胞
Lym
ウイルスに対応する免疫細胞。ウイルス感染時に増加
Eos
アレルギー、寄生虫感染に関わる細胞
Baso
アレルギーに関わる細胞。アレルギー反応に関与
RBC
貧血のときに減る。慢性低酸素状態や多血症では増加
Hb
血色素。血液中の赤血球中の赤い部分
Ht
血液中の赤血球が占める容積
MCV
平均赤血球容積。鉄不足で小さく、ビタミン不足では大きくなる
MCH
赤血球1個に含まれる平均Hb値
MCHC
赤血球1個に含まれるHb濃度
MCHC
赤血球1個に含まれるHb濃度
Plt
傷を塞いで血を止める細胞。肝硬変や血液疾患で低下する。
T-Bil
赤血球の分解で肝臓で産生される胆汁中の黄色い色素の総量
D-Bil
ビリルビンのうち抱合型に変換されもの。胆管が詰まると上昇する
TP
血液中に含まれる蛋白成分(アルブミンやグロブリン)の総量
Alb
血中蛋白の主成分。栄養状態を反映。肝硬変やネフローゼで減少
AST(GOT)
肝、筋に含まれる酵素。肝障害時や心筋伷塞で上昇する
ALT(GPT)
肝障害時に増加する酵素
γGTP
胆管障害やアルコール性肝障害時に増加
ALP
胆管障害時に増加。骨や小腸にも含まれる。
LDH
細胞に含まれる酵素。細胞障害(炎症や心筋伷塞など)時に増加する
ChE
栄養状態を反映
CK
筋肉が壊れる(心筋伷塞、横紋筋融解症などのとき)と増加する
Tcho
血液中に含まれるコレステロールの総量
LDL
悪玉コレステロール。動脈硬化に関与。卵などの摂取で増加する
TG
増えると血液が濁る。アルコール、油の摂取で増加する
HDL
善玉コレステロール。動脈硬化を防ぐ。
sAmy
膵臓、唾液腺から分泌される糖を分解する酵素。膵疾患で増加。
リパーゼ
膵臓から分泌される酵素。膵炎など膵疾患で増加。
BUN
腎機能を反映。腎機能低下、脱水時に増加。
UA
増えすぎると痛風になる。
Cr
腎機能を反映。腎機能低下時に増加。
Na
電解質の一つ。塩の成分としてクロールの相方。
K
電解質の一つ。血液中の濃度が高くなりすぎると心臓が止まる。
Cl
塩素。塩の成分としてナトリウムの相方。
Ca
カルシウム 骨の成分だけではなく、筋肉の収縮などにも関わる
P
骨の主成分
Mg
CRP
炎症反応を反映。感染症や外傷、膠原病、~炎などで上昇
PT
血液凝固能を反映。肝硬変やワーファリン内服で長くなる。
APTT
血液凝固能を反映。長いと血が固まりにくい状態を意味する
血糖(空腹時)
食前の血液中の血液濃度。
HbA1c(NGSP)
1ヶ月の血糖の動きを反映。高血糖が続くと上昇する。
尿検査
pH
比重
糖尿病のときに陽性になる
潜血
腎疾患(腎炎など)や泌尿器科疾患(尿管結石、癌など) 時に陽性になる
タンパク
腎疾患(腎炎や糖尿病性、高血圧性腎症など)のときに陽性になる
ウロビリ
閉塞性黄疸のときに陰性になる。
ビリルビン
肝胆道疾患(急性肝炎や閉塞性黄疸)のときに陽性になる。
ケトン
代謝異常(重症の糖尿病)や飢餓状態のときに陽性になる。
沈渣
腎炎など腎疾患でさまざまな種類の円柱が認められる