胆石について
人間ドックや医療機関の受診で胆石(胆嚢内結石)を指摘されたことがある人もいると思います。
症状のない胆石のことを無症候性胆石と言います。
無症状で発見された胆石の2/3の症例は20年以上無症状のまま経過すると言われています。
無症状のままであれば、手術で取る必要はありませんが、胆嚢がんの合併は完全に否定できません。
年に1~2回の超音波検査による定期的チェックをうけることが望ましいとされています。
胆石の治療
胆石の種類によっては薬で治療することができることもあります。
3cm以上の大きな胆石や、膵胆管合流異常を合併しているような胆石の場合は無症状でも手術を考慮してもよいかもしれません。
一方で、症状のある胆石は胆石発作などを何回も繰り返す可能性が高くなります。
胆嚢炎に進展する可能性もありえるため、手術を積極的に考えてもよいとされています。
病状や結石の状態によって、治療方針は異なってきますので、詳しくは医師またはクリニックのスタッフにご相談ください。